みなさんこんにちは!ブログ管理者のけいです!
新型コロナウイルスの影響で次々と剣道の大会が中止に。
毎年この時期から秋にかけて、剣道の大会がたくさんあり、楽しみにしているので残念です。もちろん、一番悔しいのは選手の方々だと思います。
5月16日に開催予定だった第66回関東学生剣道選手権大会も中止になりました。
最も楽しみにしている大会のひとつなので非常に残念ですが、いい機会ですのでこれまでの熱戦を振り返ろうと思います!
まずは、昨年の第65回関東学生剣道選手権大会を振り返ってみようと思います。
2019年・第65回関東学生剣道選手権大会結果
優勝 平岡 良脩 法政大学(福大大濠高校出身)
準優勝 森塚 遼 法政大学(育英高校出身)
三位 槌田 祐勢 明治大学(九州学院高校出身)
三位 福居 義久 国士舘大学(水戸葵陵高校出身)
<ベスト8>
森川 裕貴 立教大学(立教新座高校出身)
本間 渉 中央大学(九州学院高校出身)
井上 雄貴 日本体育大学(福大大濠高校出身)
藤田 啓人 早稲田大学(東福岡高校出身)
詳細は関東学生剣道連盟HPを参照
昨年の決勝戦は法政大学の同門同士の対戦でした!
これは関東学生剣道選手権大会の歴史的には初めてのことのようですね!
個人的には法政大学の平岡選手が力をつけており、優勝まで上り詰めたことがとても印象的な大会でした。
第65回関東学生剣道選手権大会~注目の試合5選~
昨年の関東学生剣道選手権大会も熱い試合がたくさんありましたが、独断で私が印象的だった注目すべき試合を5つ選びました!
注目の試合①:決勝戦 平岡選手(法政大学) - 森塚選手(法政大学)
結果:○ 平岡選手 コメ – コ 森塚選手
法政大学の同門同士の決勝戦。
同門対決ということもあってか、開始から激しい打ち合いが繰り広げられました。
先制したのは森塚選手。開始早々、その日に冴えていたコテで先取しました。
森塚選手は落ち着いた試合運びをすることから、このまま逃げ切るかなと思っていました。
しかし、平岡選手の激しく攻め立て、試合後半、森塚選手の手元が上がったところをコテで捉えてタイに。
最後は平岡選手が豪快な飛び込み面を決め、優勝を決めました。
平岡選手は福大大濠高校時代から全国レベルで活躍されていましたが、昨年の活躍はすごかったと思います。
個人的には昨年の大学剣道界において、最も印象に残った選手の一人です。
その後開催された全日本学生剣道選手権大会では、優勝した星子選手に惜しくも破れましたが、星子選手を最も苦しめた選手だったのではないでしょうか。
全日本学生剣道優勝大会では、法政大学の大将としても活躍しました。
決勝戦動画はこちら↓ レッツ剣道(https://www.letskendo.com/)さんの動画です!
注目の試合②:準決勝 平岡選手(法政大学) - 槌田選手(明治大学)
結果:○ 平岡選手 メメ – 槌田選手
ともに九州の強豪高校出身の両者。
これまでの大学での実績や高校時代の実績から考えると、槌田選手が有利かなとも思っていました。
しかし、試合は平岡選手のペースに。
思い切りの良いメンを中心に槌田攻めていました。
試合時間がそろそろ4分に差し掛かる頃、平岡選手が豪快な飛び込みメンを決めました。
さらに2本目の開始とともに、平岡選手が飛び込みメンを連取し快勝。
槌田選手がこのような負け方をするのは初めてみました。
安定した試合運びをする槌田選手が2本とられる試合は記憶にありません。
それだけ、平岡選手の勢いがすごい試合でした。
準決勝の動画はこちら↓ こちらもレッツ剣道さんの動画です。
注目の試合③:ベスト16 福居選手(国士舘大学)- 丸山選手(中央大学)
結果:○ 福居選手 メ – 丸山選手 ×
両者とも関東の強豪高校出身で高校時代から有名選手でした。
福居選手は前年に行われた全日本学生剣道選手権大会で準優勝、丸山選手は同大会で3位とお互い優勝候補筆頭でした。
試合開始から両者とも鋭い技を打ち合う激しい試合となりました。
試合時間が3分過ぎた頃、福居選手の鋭いメンが決まりました。
とても鋭いメンでしたね。こんなメンは防げません(笑)
こんなメン打てるようになりたいなぁ。
福居選手と丸山選手はよく対戦する印象があります。前年の全日本学生剣道選手権大会だけでなく、新人戦でも対戦していましたね。
不思議なことに、いつも福居選手が勝利しています。相性があるのでしょうか。
動画はこちら↓ こちらもレッツ剣道さんの動画です。
注目の試合④:ベスト16 槌田選手(明治大学) - 星子選手(筑波大学)
結果:○ 槌田選手 反 – 星子選手 ×
みなさんご存知のように九州学院の先輩と後輩対決です。
二人とも世代のトップを走ってきた選手ですね!
この二人が対戦することは剣道好きにとっては、注目せざるを得ません。
試合展開としては、お互いに手の内を知り尽くしているせいか、慎重な試合運びとなりました。
星子選手が攻める機会が多いものの、槌田選手が一本にはさせない印象でした。
時間内には決着がつかず、試合は延長戦へ。
延長戦も数分経過したころ、星子選手の惜しいコテがあった直後、槌田選手が星子選手の竹刀を落としました。これで星子選手は反則1回。
さらに再度槌田選手が星子選手の竹刀を落とし、意外な形で勝敗が決まりました。
結果として槌田選手の反則勝ちとなりましたが、先輩の意地か、あの星子選手の良さを封じ込める槌田選手の試合運びは見事だと感じました。
LET’S KENDOさんの動画↓
注目の試合⑤ :ベスト32 本間選手(中央大学)- 新名選手(法政大学)
結果:○ 本間選手 メメ – 新名選手
こちらもこの世代を代表する二人の対戦。
本間選手は九州学院高校出身で、中央大学に入学してからの活躍が目覚ましい選手です。
新名選手は高輪高校出身で、甲斐先生(現日章学園高校顧問)が率いる最後の高輪軍団の大将を務めました。法政大学に進学してからも安定して結果を残しています。
試合開始1分頃、試合が動きました。本間選手のきれいな飛び込みメンが決まりました。
その後は新名選手が攻め立てますが、なかなか一本は奪えず。
最後は新名選手の惜しいコテの打ち終わりに、本間選手がメンを打ち込み勝負が決まりました。
本間選手は試合運びが本当に上手いですよね。
個人戦はもちろん、団体戦の安定感も勝負強さも抜群です。
全日本学生剣道優勝大会では中央大学を優勝に導きました。
今後の活躍も期待してる選手です。
レッツ剣道さんの動画↓
最後に
第65回関東学生剣道選手権大会について、個人的に印象的だった試合について書いてみました。
今年も関東学生剣道選手権大会を楽しみにしていたため、中止になって残念です。
今年は筑波大の星子選手、松崎選手、白鳥選手を中心とし、他大学の選手がいかに上位進出するか楽しみにしていました。
新型コロナウイルスが早急に収束し、関東学生剣道優勝大会はなんとか開催されることを願っています。
コメントお待ちしております。
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