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今回は2019年(令和元年)に開催された第53回全日本女子学生剣道選手権大会を振り返ろうと思います。
2019年・第53回全日本女子学生剣道選手権大会結果
優勝 小松 加奈 明治大学(東奥義塾高校出身)
準優勝 山﨑 里奈 明治大学(中村学園女子高校出身)
三位 河嶋 香菜子 立教大学(本庄第一高校出身)
三位 藤﨑 薫子 明治大学(島原高校出身)
<ベスト8>
村田 桃子 鹿屋体育大学(中村学園女子高校出身)
松本 泉帆 鹿屋体育大学(和歌山東高校出身)
渡邊 茜 筑波大学(松山北高校出身)
佐藤 葉津希 国士舘大学(八王子実践高校出身)
詳細は全日本学生剣道連盟HPを参照。
2019年は日本代表にも選出されている明治大学3年の小松選手が優勝を決めました。
また、男子の筑波大学に続き、ベスト4のうち3人が明治大学の選手となりました。
第53回全日本女子学生剣道選手権大会注目の試合・動画
決勝戦:小松選手(明治大学) メ - 山崎選手(明治大学)
明治大学同士の決勝戦。
小松選手が3年生、山崎選手が2年生の先輩後輩対決となりました。
また、お互い個人戦または団体戦で日本一を経験しています。
お互い手の内を知っているためか、試合運びは慎重な展開で、時間内には決着が着かず延長戦へ。
延長戦開始から5分が過ぎた頃。
鍔迫り合いからの引き際に小松選手が引き面を決め、優勝を果たしました。
小松選手はインターハイの個人戦に続き、2度目の個人日本一となりました。
準決勝1:小松選手(明治大学)メ - 河嶋選手(立教大学)
ベスト4で唯一明治大学以外で勝ち上がってきた河嶋選手と小松選手の対戦。
試合は小松選手がコテと引きメンを中心に攻めるのに対し、河嶋選手は思い切ったメンを狙う展開に。
時間内には決め手がなく延長戦となりましたが、延長戦開始直後。
河嶋選手が思い切って打ったメンに対し、小松選手がすり上げてメンを決め、決勝へと駒を進めました。
準決勝2:山崎選手(明治大学)メ – 藤崎選手(明治大学)
明治大学の先輩・後輩の対戦。
学年としては藤崎選手が四年生、山崎選手が二年生です。
お互いのことを知っているためか、なかなか決め手がなく延長戦へ。
長い延長戦となり、試合が中断され水入りの休憩が与えられます。
試合再開から1分弱。
藤崎選手が引き逆ドウで引いたところ、山崎選手は捨て身のメンで飛び込み勝利しました。
敗れた藤崎選手でしたが、前年本大会で優勝しており、2年連続で入賞されたのはすごいことだと感じました。
準々決勝:藤崎選手(明治大学)コ - 渡邊選手(筑波大学)
優勝候補の藤崎選手と1年生ながら勝ち上がってきた渡邊選手の対戦。
渡邊選手はインターハイ個人2位の実力者です。
試合は渡邊選手が足を軽快に使い攻める一方、藤崎選手はじっくり機会を伺う様子。
試合後半、藤崎選手が攻めてコテを決め先取します。
取り返したい渡邊選手でしたが、残り時間も少なくこのまま試合終了。
藤崎選手が準優勝進出を決めました。
4回戦:藤崎選手(明治大学)メ- 佐藤選手(法政大学)
優勝候補同士の注目の一戦。
前年度の本大会で優勝している藤崎選手と、この年の関東女子学生剣道選手権大会を制した佐藤選手の対戦です。
両者惜しい技が出ますがなかなか一本にはならず、試合は延長戦へ。
長い延長戦となりましたが、最後は藤崎選手が佐藤選手を崩して引きメンを決め、注目の一戦を制しました。
コメント
2019年に開催された第53回全日本女子学生剣道選手権大会について振り返りました。
優勝候補の一人であった小松選手が実力を発揮し、見事優勝を決めました。
また、個人戦には筑波大学の竹中選手や鹿屋体育大学の妹尾選手が大会序盤で敗れたのは印象的でした。
なお、この二人の選手は大会後の東西対抗戦では活躍し優秀選手に選出されています。
本年も誰が優勝するのか楽しみにしていましたが、新型コロナウイルスの影響で残念ながら中止に。
早く新型コロナウイルスが収束することを願っています。
コメントお待ちしております。
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