みなさんこんにちは!ブログ管理者のけいです!
本記事では2019年に開催された、第67回全日本学生剣道選手権大会を振り返ります。
今年は残念ながら、第68回全日本学生剣道選手権大会も中止になってしまいました。
2019年 第67回全日本学生剣道選手権大会結果
優勝 星子 啓太 筑波大学(九州学院高校出身)
準優勝 松﨑 賢士郎 筑波大学(島原高校出身)
三位 白鳥 湧也 筑波大学(東海大浦安高校出身)
三位 山崎 将治 中央大学(帝京第五高校出身)
<ベスト8>
丸山 大輔 中央大学(高輪高校出身)
長尾 和樹 国際武道大学(九州学院高校出身)
本間 渉 中央大学(九州学院高校出身)
佐藤 祐太 筑波大学(九州学院高校出身)
詳細は全日本学生剣道連盟HPを参照。
https://gakusei-kendo.com/wp/wp-content/uploads/2019/07/768e6ca3f57b2aa15eaaf2a433c3840d.pdf
昨年の決勝戦は筑波大学3回生の同門同士の対戦となり、星子選手が試合を制し優勝しました。
同大学3年の白鳥選手も3位に入賞しており、筑波大学勢の活躍が光る結果となりました。
また、ベスト8のうち九州学院高校出身者が4人と、高校絶対王者の九州学院出身者の活躍も目に止まりました。
ベスト8進出者が関東勢のみと、関東の大学のレベルの高さを実感した大会でもありました。
第67回全日本学生剣道選手権大会~注目の試合~
注目の試合①:決勝戦 星子選手(筑波大学)ド - 松崎選手(筑波大学)
筑波大学の同学年同士の決勝戦。
この二人の対戦は中学・高校時代はよく見ましたね。
同じ筑波大学に進学してからは、公式戦であたるのは初めてでしょうか。
試合展開としては、両者手数は多くないものの、思い切りの良い技を出す展開に。
それでも、時間内には決着が着かず試合は延長戦へ。
延長戦開始から数分経過した頃。これまでの激戦の疲れからか星子選手が足をつり、10分ほどの中断がありました。
続行可能か心配されましたが、なんとか試合は再開。
最後は、星子選手が返しドウを決め初優勝を決めました。
なお、星子選手は大会後に行われる東西対抗戦を棄権しました。
星子選手は2018年に開催された世界大会で日本代表に選出されていますし、松崎選手はこの年の全日本選手権で準優勝されていますね。
二人の今後の活躍にも目が離せません。
また、大会後の星子選手のインタビューでは、「ベストな状態で松崎選手と対戦したかった」と言っていたので、将来の二人の対決が楽しみです。
注目の試合②:準決勝1 松崎選手(筑波大学)メ - 山崎選手(中央大学)
筑波大学3年生の松崎選手と中央大学2年生の山崎選手の対戦。
山崎選手は寒川選手、佐藤選手に続き、3試合連続で筑波大学勢との対戦となりました。
試合展開としては、果敢に攻める山崎選手に対し、松崎選手は長身を生かしてうまく自分のペースで試合をコントロールしている印象。
試合後半、松崎選手が攻めてからメンを決め先取します。
取り返したい山崎選手でしたが、松崎選手も引かずに技を出し応戦。
このまま時間切れとなり、松崎選手が安定した試合運びで決勝進出を決めました。
注目の試合③:準決勝2 星子選手(筑波大学)メ - 白鳥選手(筑波大学)動画なし
筑波大学の3年生どうしの準決勝。
筑波大学は毎年層が厚いですが、この年の3年生は特に層が厚いですね。
この二人の対戦は、両者が高校時代の全国選抜の決勝戦以来でしょうか。
その際は星子選手が2本勝ちしています。
さて、この対戦では白鳥選手のほうが積極的に攻めていく印象でした。
しかし、試合中盤。
白鳥選手が前に出て一瞬いついたところ、星子選手がそのスキを逃さず引いて面を決めました。
残念ながら動画は見つかりませんでした。
注目の試合④ :5回戦 星子選手(筑波大学)メ - 平岡選手(法政大学)
関東学生剣道選手権大会覇者の平岡選手と星子選手の対戦。
この試合でも平岡選手が思い切りの多い技をどんどん出していきます。
星子選手はなんとかしのぎながら、機会を伺う展開に。
時間内には決着が着かず延長戦へ入りましたが、
長い延長戦でも決着が着かず、水入りの休憩・中断が入りました。
試合再開後1分足らずのところ、鍔迫り合いの離れ際から星子選手がメンを決め、激戦をモノにしました。
後のインタビューで、星子選手はこの対戦で非常に体力を使ったと話しています。
注目の試合⑤ :4回戦 星子選手(筑波大学)ココ – メ 新名選手(法政大学)
実力者同士の注目の一戦。
先取したのは新名選手。思い切りの良いメンで一本を取りました。
星子選手もコテを狙いに行きましたが、新名選手のメンが先に一瞬早くとらえました。
取り返えさなければいけない星子選手は猛攻を仕掛けます。
そして終了時間が迫る中、星子選手がコテを取り返しました。
試合はこのまま延長戦へ。
長い試合となりましたが、最後は星子選手が新名選手がメンに来るところをコテで捉え辛勝しましました。
注目の試合⑥ :4 回戦 本間選手(中央大学)メ - 梶谷選手(明治大学)
九州学院高校出身の先輩・後輩対決。
梶谷選手が持ち前の素早い剣さばき・足さばきで積極的に攻めますが、本間選手もこれを十分理解している様子。
試合時間が残りわずかというところ、梶谷選手のコテの打ち終わりに本間選手が鋭くメンを決めます。
このまま時間切れとなり、本間選手が先輩の意地を見せ勝利を収めました。
注目の試合⑦ :3回戦 本間選手(中央大学)コ - 森塚選手(法政大学)
関東学生剣道選手権大会で準優勝の森塚選手と同大会でベスト8だった本間選手の試合。
なお、両者は関東学生剣道選手権大会の準々決勝で対戦し、その際は森塚選手が勝利しています。
本間選手としては関東学生剣道選手権大会での借りを返したい一戦となりました。
試合は時間内に決着が着かず、延長戦へ。
長い戦いでしたが、森塚選手が手元を上げて前に出たところを本間選手がコテで捉え、4回戦へと駒を進めました。
最後に
本記事では2019年に開催された第67回全日本学生剣道選手権大会について振り返りました。
前評判通りとはいえ、激戦を勝ち抜いて優勝した星子選手は見事でした。
また、上位進出者の中には2~3年生も多く、今年の大会も楽しみにしていたので中止になり非常に残念です。
早く新型コロナウイルスが収束することを願っています。
コメントお待ちしております。
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